バックカントリーの危険
まずはじめにビギナー向けの記事として結論を書いてしまいますが、
ビギナーがバックカントリーを安全に滑るためには、ガイド(もしくはエキスパート)と一緒に行動してください。ガイドサービスは、知識と経験を持たない人が、リスクを回避してバックカントリーを滑るためのベストの手段です。
知識と経験をもたない人(やグループ)がその日のコンディションを理解しないまま、自分たちだけでバックカントリーを滑り、そして無事に帰ってきたとしても、それはたまたまその日の運が良かっただけです。
あてにならない根拠も運と同じです。例えば、「それっぽい人が今日はバックカントリーを滑っているみたいだから、雪が安定しているはずだ!」というのは、多くの人が思いつきがちな考えのようです。けれども、その判断の根拠はまったくあてになりません。そもそもその“それっぽい人”のスキルがどのくらいかも知らないわけだし、かりに本当にスキルが高い人だとしたら、雪崩の危険度の高い日でも安全なラインを見極めて滑っているでしょう。そんな日に、斜面のどこが危険でどこが安全かが判断できない人が滑ったら、雪崩に遭ってしまう可能性が高くなります。
自分を守るために、バックカントリーの怖さを知ってください。そして、最悪死の可能性すら含む賭けはしないでください。
雪崩
バックカントリーの危険といえば、多くの人がまっさきに思いつくのは雪崩だと思います。
時には雪崩はあっけなく人の命を奪います。バックカントリーを滑るためには、積雪のコンディションを考えて、雪崩のリスクを回避しなければなりません。これができるようになるには、多くのスキルを身につけなければなりません。このスキルについては、この場で断片的に説明することにあまり意味があるとは思いませんのでこれ以上は紹介しませんが、もしいずれはガイド無しで自分自身でバックカントリーに入りたいと考えるのであれば、セルフレスキューを含む雪崩の知識について、プロの講師が体系的に教えてくれる専門の講習会を利用し正しく学ばれることをお勧めします。
道迷い、怪我等
道迷いには、そのエリアの地理を知らずに安易に他人のトラックを追って入山して遭ってしまうようなケースから、エキスパートが天候の急変でホワイトアウトして自分の位置が分からなくなるようなケースまで、いろいろあります。また、バックカントリーで怪我をして動けなくなるのはかなり大変なことです。スキー場と違い、担架やボートをもってスノーモービルで助けにきてくれるパトロールはバックカントリーにはいません。
ここに紹介した危険は、ほんの断片的なものですが、今後いろいろと知識を増やし、怖さを知った上で安全にバックカントリーを楽しんでください。
